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プア充-高収入は、要らない [ニュース]

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こんな記事を見かけた。
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高収入を求めず、そこそこ働き自分の生活を充実させていく「プア充」という生き方を宗教学者の
島田裕巳氏が提言し、注目を集めている。なぜ「プア充」が支持され、広がるのか。背景には戦後
から続いてきた社会の仕組みが大きく変化したことがあるという。関西学院大学社会学部准教授で
理論社会学を専攻する鈴木謙介氏(1976年生まれ)が解説する。

日本型雇用と日本人が共有してきた「成長のイメージ」は密接に関係していた。「正社員として
入社し、定年を迎えるまで会社に勤めれば豊かになれる」という人生設計の階段(あるいはレール)
が見えやすかった。昇進が決まったサラリーマンは「俺も今度は係長になるし、家を買おう!」
といった考えを持てた。

ところが、今の雇用環境を見ると、安定した正規雇用の口が少ないだけでなく、仮に正社員の職を
得たとしても「出世の階段」の意味が大きく変わってしまった。かつては出世して中間管理職に
なれば、ある程度は部下に仕事を任せる「マネージャー」業務が主であった。

ところが、近年は出世をしたとしても求められるのは「プレーイング・マネージャー」の役割だ。
自らも成果をあげながら部下を管理する役割を求められるようになった。ビジネス環境の変化に加え、
不況で採用人数が減らされてきたため、部下に任せるだけでは業務が回らない。
 
そもそも正社員になれない若者は言うまでもなく、正社員の若者も「出世は忙しさや辛さに直結
するもの」ととらえるようになってきた。これまで幸せだとされてきたライフコースが敬遠される
ようになったのだ。

これだけでは単なる「プア」にも思えるが、さらに要素として加えられるのが「プアでもそこそこ
充実した生活が送れるサービス・環境の拡大」という点であろう。デフレが20年も続き、企業は
安くてそこそこ質の良い商品を提供する努力を続け、そうしたサービスの質は格段に高くなった。

昼食に280円の牛丼を食べ、100円払えばTSUTAYAでDVDを借りられる。高級ワインは飲めない
けれども、2000円もあればスーパーで売っている格安ワインや第3のビールを友人たちと飲んで
楽しむことはできる。高級品・サービスとの差異がどんどん感じにくくなってしまった。

各種調査を見ていると「これからは心の豊かさに重きをおきたい」と考える国民の割合は、
1970年代からおおむね上昇傾向で推移してきた。だが、結局は1990年代頃までの「心の
豊かさ」とは、優雅に高級ワインを飲むといった「お金で買うもの」であった。

それが1990年代以降の長いデフレ期間を経て、「お金」と「心の豊かさ」が本格的に切り離される
ようになってきた。「プア充」が拡大することの本質はそこにある。


SAPIO2013年11月号 の記事だ

心の豊かさは大切だ。

だが、豊かさを育むにはおる程度のお金が必要だと思う。


特に気になったのはこの部分だ。

昼食に280円の牛丼を食べ、100円払えばTSUTAYAでDVDを借りられる。 高級ワインは飲めないけれども、2000円もあればスーパーで売っている格安ワインや 第3のビールを友人たちと飲んで楽しむことはできる。 高級品・サービスとの差異がどんどん感じにくくなってしまった。


差異も何も高級品・サービスとの比較を全くしていない。

『感じにくい』ではなく『知らないだけ』なのだ。

確かに低価格品でも良いものは沢山ある。

だが、知らないのに差異とか語っちゃう辺り負け犬にしか見えない。




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